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地震対策は万全ですか?地震の時電気を安全に使うための知識

地震対策と地震の時の注意点について

 

2023年5月5日午後2時42分ごろ、石川県能登地方でマグニチュード6.5の地震が発生しました。

 

震源の深さは12kmで、石川県珠洲市では震度6強を観測しました。

 

石川県では南海トラフ沿いの巨大地震のなかで、紀伊半島沖から遠州灘駿河湾震源域になった場合、地震の揺れによる被害を受けています。

 

この地震で建物の倒壊や地面の地割れ等による被害の報告がされています。

 

 

地震の際には、どんなことに注意するの?

 

地震を感じた時

 

石川県では今後も地震が続くとみられています。他の都道府県でも注意が必要です。

 

 

地震が起きた時、注意する基本的なこと以下のような点です。

 

  • 机や机の下に隠れる
  • 窓ガラスから離れる
  • 落下物の危険性のない広い場所に避難すること
  • 電気やガスなどの器具をすぐに止めること
  • 火気を消すこと
  • エレベーターを使わないこと
  • 高層ビルにいる場合は、地震対策が施された避難階段を利用すること

 

また、海沿い地域では津波が発生した場合は、海岸から離れ、可能な限り高い場所へ避難することが大切です。

 

地震の時、家庭での電気の取り扱い

地震による火災の過半数は電気が原因となっています。

 

東日本大震災のときに発生した火災件数は111件で、原因が特定されたものが108件。

 

そのうち過半数は「電気関係の出火」でした。

 

地震による出火の原因



 

 

あ、地震だ!と感じた時の電気の取り扱いは次のようにしましょう。

 

1、スイッチを切って、プラグを抜く

 

地震のときコンセントプラグを抜く

地震の時は、電気から火事が発生することがあります。

 

使用中の電気器具のスイッチをOFFにします。

 

アイロンや電気ストーブなど、熱を出す器機を使っているときは、プラグをコンセントから抜きます。

 

2、避難するときは、ブレーカーを切る

 

避難するときは、ブレイカーを切る

避難するときは、電気の消し忘れなどによる事故を防ぐため、分電盤の漏電遮断器を切ります。

 

参考 ・感震ブレーカーの普及啓発について|内閣府

 

3、切れている電線には触らない

 

切れている電線には触らない

 

外に避難した際、切れている電線があるときは、絶対に触ってはいけません。

 

強力な電気が流れているので、感電死してしまう危険性があります。

 

木や看板などに切れた電線が触れているときもそこから電気が流れてくるので、近寄らないようしましょう。

 

日常における地震対策

 

日本では、地震に備えて以下のような対策が推奨されています。

  • 家屋の耐震化
  • 家具や家電製品の固定
  • 緊急用品の備蓄(飲料水、非常食、ラジオ、懐中電灯など)
  • 家族間で連絡手段を確保する
  • 避難場所や避難経路を確認しておく

飲料水や食料の備蓄 電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。

 

非常持ち出し品の準備 自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

まとめ

地震は前触れなく突然やってきます。各都道府県市町村では、地震や災害の際の避難場所を設けて指定しています。

 

 

参考 ・指定緊急避難場所データ|国土交通省

 

指定緊急避難場所とは、災害対策基本法に基づき、切迫した災害の危険から一時的に逃げ込む場所です。

 

指定緊急避難場所は、津波、洪水等、災害による危険が切迫した状況において、住民等の生命の安全の確保を目的として住民等が緊急に避難する際の避難先として位置付けられます。

 

また、地震が起こった時には、正しい行動を素早くできるよう普段の訓練が有効です。

 

自治体では防災訓練や防災イベントなども開催されています。詳細は各自治体のホームページ等で確認してください。