ビジネスローンとは、事業資金専用のローン商品のことです。
法人経営者や個人事業主が利用できますが、事業に関わることにのみ借りたお金を使うことができます。
ビジネスローンの特徴は、銀行の直接融資を受けられない中小事業者や個人事業主にも対応していることや、審査が早くて簡単なことです
ビジネスローンのメリットとデメリット
ビジネスローンのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
「総量規制の対象外なので金融機関が独自審査しやすいため借りやすい」
総量規制とは、貸金業が取り扱う個人向け無担保ローンに適用されている法律です。資金需要者に対し年収の3分の1まで貸し付けることができ。上限が定められています。
「銀行のプロパー融資と比較して融資までのスピードが早い」
ビジネスローンは、審査結果が早くわかるので、事業資金融資を急いでいる方に向いています。
デメリット
ビジネスローンのデメリットとして挙げられる点は次のとおり。
「公的機関や銀行のプロパー融資に比べて金利が高い」
ビジネスローンは借りやすい特徴がある反面、金利が高くなっています。
ビジネスローンの審査基準
ビジネスローンは一般的に独自の審査基準を設けており、借り手の信用度や返済能力を確認するために、申請者の情報を詳しく調べます。
そのため、ビジネスローンの審査は比較的厳しいと言えます。
ただし、最近では審査基準が緩和され、特に個人事業主向けのビジネスローンでは、審査が比較的甘くなっています。
これは、個人事業主が新規事業を始めるために必要な資金を調達するために、ビジネスローンが重要な役割を果たしているからです。
ビジネスローンの審査基準は、金融機関によって異なりますが、事業資金融資での一般的な審査では以下の4つのポイントが重要視されます。
・決算内容に問題はないか
・信用情報に問題はないか
・税金は正しく納めているか
・事業歴はあるか
これらのポイントを押さえておくと、審査に通過する可能性が高まります。
この4つのポイントは、以前からある銀行のプロパー融資や、日本政策金融公庫の事業資金融資における審査基準に該当する内容です。
しかし、最近では新しい事業資金融資サービスもあり、「決算書提出の必要がない」「会社利益の黒字化だけを重視しない」といった独自審査をしている金融機関もあります。
また、審査に必要な書類を確実に用意したり、資金の利用目的や計画を明確にしたりすることも大切です。
審査の甘さに甘えて借り過ぎてしまうと、返済に苦しむことになるため、借りる際には自己責任で判断することが大切です。
ビジネスローンの申し込み方法
ビジネスローンの申し込み方法は、ビジネスローンの種類や提供する会社によって異なりますが、一般的には以下のような手順で行われます。
1. インターネット、電話、来店、郵送などで申し込み
2. 仮審査を受ける
3. 必要書類を提出する
4. 本審査を受ける
5. 契約・融資実行をする
必要書類は、法人設立登記簿謄本や個人事業主証明書などが一般的ですが、サービスによって異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。
ビジネスローンを取り扱う金融機関
人気のあるビジネスローンは、以下のようなものがあります。
GMOあおぞらネット銀行「ビジネスローン あんしんワイド」
法人向け専用。創業期や前年が赤字の企業でも借り入れ可能
キャレント
最短即日で融資可能、審査に必要な書類が少ない
オージェイ「ビジネスローン」
無担保融資で最大2,000万円まで借り入れ可能
アクト・ウィル 「ビジネスローン」
高額の資金調達が必要な法人におすすめ、金利に優遇制度あり
これらは一例ですので、自分の事業やニーズに合ったビジネスローンを選ぶことが重要です。
ビジネス以外でお金を借りる方法
番外編として、お金を借りる知識を解説したいと思います。
今回は「事業やビジネス」に特化した融資をご紹介しましたが、事業やビジネスといった事業資金融資以外でお金を借りる方法もたくさんあります。
例えば、住宅ローンやマイカーローン、教育ローンやブライダルローンなど、資金使途の目的にあわせてお金を借りる商品が提供されています。
これらのメリットは、資金使途自由なローンより金利を抑えられるという点です。
お金を借りる方法の知識を持っておけば、低コストで融資を受けることができるので、ぜひ詳細な解説ページで確認しておいてください。↓
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